お子さんが園にいる間は、常に健康状態を把握していきますが、保護者の方もお子さんの健康状態に十分注意されますようお願い致します。
A47:毎日お子さんの健康状態を把握していくため、必ず行ってください。なるべく同じ時間帯にご家庭で検温し、連絡帳にご記入ください。(お忘れになった方は保育園に体温計を用意しておきますので、検温を済ませてからお子さんをお預けください)。検温は起床後水分補給をし、しばらく経って身体の状態が落ち着いてから、計ることをお勧めします。
A48:日頃のお子さんの平熱によりますが、一般的に37.5℃を微熱ととらえています。登園後37.5℃になった場合、また発熱はなくても体調があきらかに悪化している場合(下痢や嘔吐が続く時や、感染症疾患が疑われる場合等)は、保護者の方にご連絡させていただきます。
A49:すぐに園までご連絡ください。お子さんの体調が完全に回復するまで、ご家庭にて静養してください。園は集団生活する場所ですので、他のお子さんへの配慮をお願いいたします。ご家庭の方が罹患された場合も、濃厚接触者となりますので2次感染を防ぐため、家庭保育にご協力ください。治癒後は、医師からの登園許可書の証明をもらい、園に提出してから登園させてください。(登園許可証明書は園にございます)
*入園までに病児保育の登録をお勧めします。(各施設にお問い合わせください)
A50:嘔吐にも様々な原因(食べ過ぎや咳き込みだけでなく感染症の可能性など)が考えられますので、対応については慎重に考えております。ご家庭で嘔吐した時は、お子さんの状態をしばらく観察してください。いつもと違う様子の場合は医師の指示を仰いで登園してください。医師に許可書を頂い
た場合でも、園での注意点(食事の内容、水分補給その他)を必ず聞いて頂き、職員にお伝えください。
A51:ノロウイルスなど強力な感染菌が含まれている場合があるため、即対応できるよう使用する物をセットにして各クラスに準備しておきます。
※セットしておくもの……使い捨てマスク・使い捨てエプロン・雑巾・手袋など
※処理の仕方は、以下の手順で素早く処理を行います。
① 嘔吐があったら職員の応援を呼び、嘔吐した子どもだけ残して他の子ども
を退散させる。
② 窓を開け、換気する(嘔吐処理セットの準備)
③ 使い捨てマスク・エプロン・手袋を着用する(手袋は二重に使用)
④ 嘔吐物をペーパータオルで覆い、塩素系消毒液を全体に振りかける
⑤ ④の嘔吐物とペーパータオルを素早く拭き取り、ビニール袋に入れる
⑥ 手袋を一枚はずし、同じビニール袋の中に入れ、嘔吐物に塩素系消毒液をふ
りかけ、ビニール袋は密閉し、二重にして破棄する
⑦ 汚れた場所をペーパータオルで覆い、その上から再度塩素系消毒液をふりか
け、10 分ほどしてから拭き取る
⑧ 使用した物は全て(手袋・マスク・エプロン・雑巾・ペーパータオル)ビニー
ル袋に入れ、塩素系消毒液をふりかけ、袋は二重にして密閉しすべて廃棄す
る
(注)ノロウイルスの場合、乾燥すると空中を漂い、これが口に入って感染することがあります。嘔吐物は速やかに処理し、乾燥させないことが重要で
す
※嘔吐物のついたお子さんの衣類等については、ビニール袋を二重に密閉して園舎外に保管し、そのままご家庭にお返しすることになります。園で手洗
い等をすることにより、感染拡大してしまう事を防止する為です。
又、他児の衣服等を汚してしまった場合も、嘔吐したお子さんのご家庭に対応していただきたいと思います。誠に申し訳ございませんが、ご理解の上、
ご了承ください。
A52:食事中は子ども同士が近い位置にいるため、即対応し感染予防に努めます。
① 同じテーブルにいた子どもは、即刻別の場所に移動させる。食事は別途用意
する
② 処理する職員は使い捨て手袋を使用する(特に感染が疑われる場合には「嘔吐した時の嘔吐物の処理方法」と同じ手順)
③ 食器の嘔吐物は拭き取り、ビニール袋へ移す
④ 塩素系消毒液をかけて袋の口を縛り、袋を2重にして破棄する
⑤ 嘔吐物を拭き取った食器は専用バケツに入れ、食器が完全に浸るまで塩素系消毒液を注ぎ入れ、10 分以上浸す
⑥ 消毒終了後、消毒液は汚物処理器に捨て、食器は給食室に処理したことを必ず知らせ返却する。
A53:嘔吐と同様に、強力な感染菌が含まれている可能性もありますので、2次感染を防ぐため、保育者は使い捨てマスク・エプロン・手袋を着用してオムツの交換をさせて頂きます。
便の色、形状を把握したのち、空気中に菌が広がらないよう速やかにビニール袋で梱包し室外に保管します。(お迎え時保護者の方にご報告し、必要がなければ処分いたします)
使用したオムツ交換台、トイレ内は即塩素系消毒液を噴霧し換気します。
*嘔吐の時と同様に、便のついた衣服は、園で手洗い等をすることで感染拡大をしてしまう事を防ぐため、誠に申し訳ありませんが、洗わず2重に梱包し、室外に保管後、そのままお返しすることになります。ご了承ください。
*下着や衣服に便が付いた場合は、保育者の感染症予防のため洗わずにお返しさ
せて頂きます。ご了承ください。
A54:お子さん自らが自分の身体や健康に関心をもち、安全で衛生的な環境で過ごすことを意識出来る事が「清潔面での自立」に繋がります。
ご家庭でもお子さんと一緒に身の周りの衛生を意識して頂きますようお願いいたします。
・ご家族皆さんで、手洗い、うがいをし、習慣づけましょう。
・衣服の清潔を保ちましょう。
・髪は毎日大人がしっかり洗ってください(頭ジラミのチェックをお願いしま
す)
・爪は伸びていると怪我の原因となり危険ですので、きれいに切るよう心がけてください。
・お子さんが風邪(くしゃみ・咳)などで、体調の変化が見られた場合はマスクをして登園されてください。